京王新線

京王新線(けいおうしんせん)は、京王電鉄京王線複々線区間の増設別線である新線新宿駅 - 笹塚駅間 (3.6km) の通称である。

京王電鉄 京王新線
新線新宿駅ホームと都営地下鉄の車両(2005年6月)
新線新宿駅ホームと都営地下鉄の車両(2005年6月)
路線総延長 3.6 km
軌間 1372 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式直流
tKHSTa
本八幡駅
tSTR
都営新宿線
tKRZ STRq
JR東山手線
tKRZ STRq
小田急小田原線
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京王線新宿駅
tSTR
0.0 新線新宿駅
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都営:大江戸線
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1.7 初台駅
tBHF tSTR
2.7 幡ヶ谷駅
TUNNELe TUNNELe
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BHF
3.6 笹塚駅
STR
京王線

目次

概要

都営地下鉄新宿線乗り入れのため、1978年10月30日に都営線よりも先行して開業し、1980年3月16日から相互直通運転を開始した。

ほぼ、京王線と並行して国道20号(甲州街道)下、京王線より深い所を走り、笹塚駅の新宿寄りの一部区間を除き、地下路線となっている。現在の京王電鉄の車両は、都営新宿線乗り入れ規格に対応していない車両でも車体幅が新線の車両限界(2,800mm)にあわせて設計されているため、新線新宿駅までは入線することができる。京王線笹塚以西への始発と最終列車は新線新宿発着である。また、東京競馬場での開催時には府中競馬正門前駅から新線新宿行きの急行も運転される(下記で述べる通り新線内は各駅停車)。

新線新宿駅は、国道20号の地下5階、京王線などの駅よりも西寄りの位置にホームがある。ここから西南西に向かう。初台駅は上り線が地下2階、下り線が地下3階で、いずれも北側(笹塚に向かって右側)にホームがある。幡ヶ谷駅はどちらも地下2階で、対向式2面2線のホームである。ここまでで国道20号の地下から離れ、南に沿って走ってきた京王線に寄り添うように向かい、一足先に地上に姿を現した京王線の上り線の海側(左側)に地下から回り込み、ここで京王線の下り線と出会ってから、下り線と共に地上に向かう。地上に出たところで京王線上下線にはさまれる形となり、そのまま高架の笹塚駅へ一気に駆け上がる。その手前で私道と、すぐ脇の国道20号から先は中野通りと呼ばれる都道420号をまたぐ。

路線データ

  • 路線距離:3.6km
  • 軌間:1372mm
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 保安装置:京王ATC
  • 司令所:(京王)運輸司令所

運転

京王新線内はすべての列車が各駅に停車する。

京王新線のみの運行となる列車は設定されておらず、都営地下鉄新宿線または京王線に直通する。都営地下鉄新宿線からの電車の大半がこの路線を通り笹塚駅まで運行するため、運転系統上都営地下鉄新宿線と一体化している。ただし、同じ地下線でも運営・設備管理・運行管理は京王電鉄であるため、当線の閉塞方式2011年10月まで自動閉塞式となっていた(都営地下鉄新宿線は開業時から車内信号閉塞式)。保安装置も京王のものを使用しているため、都営地下鉄の車両にも京王の保安装置を搭載している。

日中は20分サイクルで本八幡 - 笹塚間の各駅停車2本と本八幡 - 橋本間の急行1本が運行されている。

また、始発・最終列車が運行される時間帯には新線新宿発着の列車が運行される。これは、京王線新宿発着の場合は後述のように必然的に初台、幡ヶ谷を通過するためである。

駅一覧

  • 全駅東京都に所在。
  • 京王新線の設定種別として、「各駅停車」「快速」「通勤快速」「急行」の4つがあるが、新線内はすべて各駅に停車する。
駅名 駅間
キロ
累計
キロ
接続路線 所在地
直通運転区間
都営地下鉄新宿線本八幡駅まで
新線新宿駅 - 0.0 都営地下鉄S 新宿線 (S-01) (直通運転・上記参照)E 大江戸線 (E-27)
東京地下鉄M 丸ノ内線 (M-08)
東日本旅客鉄道埼京線湘南新宿ライン中央線(快速)中央総武線(各駅停車)山手線
小田急電鉄小田原線
新宿区
初台駅 1.7 1.7   渋谷区
幡ヶ谷駅 1.0 2.7  
笹塚駅 0.9 3.6 京王電鉄京王線(直通運転:下記参照)
直通運転区間
京王線経由)
相模原線橋本駅まで
高尾線高尾山口駅まで
○京王線京王八王子駅まで

初台駅と幡ヶ谷駅

初台駅と幡ヶ谷駅のホームは新線にしか設置されておらず、京王線の電車は各駅停車も含めすべての電車が通過する。京王線新宿駅では初台・幡ヶ谷へは「新線新宿駅」から乗るようにとの案内を行なっているが、慣れない乗客の誤乗は少なくない(京王線新宿駅と新線新宿駅は改札内で接続している同一駅であるが、旅客案内上呼称は使い分けられ、別々のホームで僅かに距離も離れている)。 また調布以西から特急・準特急を利用して初台や幡ヶ谷に行く場合は、接続列車が都営地下鉄新宿線直通でない限り明大前・笹塚と2回乗り継ぐ必要がある。

定期券の経路に新宿駅 - 笹塚駅間が含まれている場合は京王線・新線のどちらにも乗車でき、初台・幡ヶ谷・京王線新宿・新線新宿のいずれの駅での乗降も可能である。

京王線には初台駅の旧ホームが現存し、資材置場として使われている。

名称について

かつて、京王新線は本来の都営新宿線区間とともに「新宿線」と呼ばれることがあった。これは地元の不動産業者が多摩地域のイメージの強かった「京王」新線という名称よりも、都会的であり都心直通・東京横断をアピールできる「新宿線」の名前を使ったことや、笹塚駅付近を除き地下を走り、都営新宿線とほぼ一体化された運行であることによる。同様の例では「日比谷線」と呼ばれることのある東武伊勢崎線地下鉄日比谷線に直通)や「千代田線」と呼ばれることのあるJR常磐線各駅停車地下鉄千代田線に直通)がある。

それゆえ、昔の不動産広告には「新宿線幡ヶ谷駅徒歩5分」「都営新宿線初台駅徒歩11分」「京王新宿線笹塚駅からバスで14分」などの誤った記述が見受けられた。また一部の路線図では、都営新宿線の始発駅笹塚駅という標記も多かった。現在では「都営新宿線」と呼ばれることは一昔前に比べると少なくなったが、依然として不動産などの広告に残っている。


関連項目

最終更新 2012年2月29日 (水) 08:37 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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